ゲージのリズムを演奏してレベルを上げろ!
ビートマニア用語の歴史
上の画像は「beatmania」(1stMIX)のゲーム画面である。
皆さんはビートマニアの原点であるbeatmania 1stMIXの遊び方を正確に理解しているだろうか?
左右のレーンに流れてくるノーツに対応した操作を行い音楽を演奏するゲーム。
操作の正確さに応じてグルーブゲージが増減し、曲終了時にゲージ残量が80%以上ならステージクリアとなる。
おそらく、多くの方は上記のように理解していると思う。IIDXの現行バージョンであればこれが正しい説明である。
だが、いにしえのbeatmaniaでは、現代と異なる用語が使われていた。当時の言葉で説明すると以下のようになる。
左右のゲージに流れてくるリズムパターンに対応した操作を行い音楽を演奏するゲーム。
操作の正確さに応じてグルーヴメーターが増減し、曲終了時にグルーヴレベルが70%以上ならステージクリアとなる。
家庭用2ndMIXの取扱説明書。レーンやグルーヴゲージにあたる部分が現代のビートマニアで使われている用語と異なっている。
ビートマニア黎明期には、レーンは「ゲージ」と呼ばれ、グルーブゲージは「グルーヴメーター」と紹介されていた。現在の呼称に変化したのはいつからなのだろうか?
今回の記事では、ビートマニア用語の歴史を辿っていきたい。まずは、IIDX現行バージョンにおけるゲーム内での呼称を確認しておこう。
言語 | レーンの呼称 | ノーツの呼称 | グルーブゲージの呼称 |
日本語 | レーン | ノーツ・音符 | グルーブゲージ |
英語 | columns(列) | notes(音符) | groove gauge |
韓国語 | 레인(レイン) | 음표(ウムピョ/音符) | 그루브 게이지(グルーヴゲィジ) |
レーンの呼び方
アーケード版は「ゲージ」→「レーン」
まずは、ノーツが落下してくる経路である「レーン」の呼称から調査してみよう。
冒頭で述べた通り、初期のビートマニアではこの部分を「ゲージ」と呼んでいる。
五鍵1stMIXのデモ画面。「左右のゲージ」と呼ばれている。
また、五鍵3rdMIXの公式サイトやパンフレットでは「キーボードゲージ」「ターンテーブルゲージ」という用語が使われている。黎明期のビートマニアでは「ゲージ」という呼び方が主流だったことが分かる。
五鍵3rdMIXのオペレーター向けパンフレット。1~5鍵が「キーボードゲージ」、スクラッチ部分が「ターンテーブルゲージ」と表記されている。
RANDOM PLAY
通常プレイ時のキーボードゲージとは、異なるパターンでランダムにオブジェが落ちてきます。
beatmania 3rdMIX公式サイト プレイモード
「ゲージ」が主流だった時代は意外と長く、IIDXのデモ画面においてはIIDX 18 Resort Anthemまでは「ゲージ」表記だったが、IIDX 19 Lincleから「レーン」表記に変更された。Lincleのデモ画面から音声アナウンスが付いているが、その際に説明文を見直したのだろうか?
IIDX 18 Resort Anthemのデモ画面。「ゲージ」と表記されている。
IDX 19 Lincleのデモ画面から「レーン」と表記されるようになった。
■HIDDEN+ + SUDDEN+
今作から、スタートボタンを押している間、レーンカバーの位置を数値にて表示されるようになりました。
IIDX 13 DistorteD公式サイト HOW TO PLAY ゲームオプション
家庭用は「リズムパターンゲージ」
ここまではアーケード版について見てきたが、家庭用ビートマニアはどうだったのだろうか?
家庭用ビートマニアの取説では、レーンを「リズムパターンゲージ」と表記している。家庭用での表記は統一されており、PS版以外の機種でもこの表記が徹底されている。
ワンダースワン版ビートマニアの取説。家庭用ビートマニアの取説では「リズムパターンゲージ」という用語が使われている。
北米版ビートマニアの取説でも、レーンは「RHYTHM PATTERN GAUGE」と表記されている。なお、この北米版ビートマニアも当時の家庭用スタッフが製作に携わっている。
なお、公式攻略本「ビートマニアプレスミックス」によれば、「リズムパターン」とは、攻略本に掲載している楽譜のことで、現代ビーマニ用語でいうところの「譜面」「ノーツの配置」にあたる。
リズムパターン
曲の楽譜。ゲーム中で流れるオブジェをつなげたもので、鍵盤やスクラッチのタイミングがわかる。ゲーム画面と同じように、下から上へと読んでいくことに注意。
beatmania 3rdMIX公式サイト プレイモード
ビーマニポケットでは独自の用語が登場
ビートマニアの小型電子ゲーム「ビーマニポケット」シリーズの取説では、レーンを「ビートトラック」呼んでいる。これはビーマニポケットシリーズ共通の呼称のようだ。
初代ビーマニポケットである「ビートマニア・ポケット」裏紙の説明文。なお、取扱説明書にも「ビートトラック(鍵盤)」「ビートトラック(スクラッチ)」と表記されている、
レーンの呼称 まとめ
五鍵 | 1stからTHE FINALまで「ゲージ」(家庭用取説は「リズムパターンゲージ」)。 ただし7thMIX公式サイトのセパレートフレームの説明で「ライン」と表記されている。 |
IIDX | 当初は「ゲージ」。DistorteD公式サイトで初めて「レーンカバー」と表記。 ゲーム内ではResort Anthemまで「ゲージ」(家庭用取説は「リズムパターンゲージ」)。 Lincleから「レーン」表記になった。 |
ビーマニポケット | 「ビートトラック」 |
なお、レーンとノーツ全体を「譜面」と表記することもある。現行IIDXのHI-SPEEDやレーンカバーの説明文では「譜面スピード」「譜面の表示エリア」という形で用いられている。
ノーツの呼び方
「ノーツ」「オブジェ」だけじゃなかった!
鍵盤やターンテーブルの操作タイミングを示す「ノーツ」。
調べてみたところ、ノーツには様々な呼称が存在していた。
五鍵1stMIXの時点で、デモ画面では「音符」、リザルト画面では「TOTAL NOTES」、プラクティスステージでは「オブジェ」と3種類の呼称が使われており、家庭用2ndMIX説明書では「リズム(音符)」 と書かれている。
五鍵1stMIXのプラクティス。DJ KONAMIが「オブジェ」と説明している。
五鍵 feat.DREAMS COME TRUEのデモ画面では「オブジェクト」になっている。
「音符」と似た呼び方で、IIDXのインストカードには「音符のような物」という呼称が存在する。
IIDX初期のインストカード(筐体に貼ってある遊び方の説明)では「音符のような物」という表現になっている。
2ndMIXの筐体取付用POPの「ジャムおじさんのビートマニア基礎講座再び!」では、ノーツを「ゲージ」と紹介している。前項で解説したように、「ゲージ」はレーンの意味で使われることもあり非常に紛らわしい。
2ndMIXの筐体POP。ノーツを「ゲージ」と呼ぶ珍しいケース。
更に、オペレーター向けのマニュアルを調べてみると、「ブロック」という表記が登場。なお「ブロック」は五鍵(III除く)はClubMIXまで、IIDXは8th styleまでのマニュアルで使われており、五鍵6thMIX以降、bmIIIシリーズ、IIDX 9th style以降は「音符」「オブジェ(音符)」などの表記に変更されている。
筆者は、五鍵CORE REMIXとD.C.T.のオペレーターマニュアルを確認できなかったため、この二作品は不明だが、五鍵はbmIIIリリース付近、IIDXはオンラインに対応した9th styleの段階でマニュアルが刷新され、「ブロック」が別の表記に差し替えられたものと思われる。
4.ゲームが開始すると画面端にプレイ用のゲージが出てきます。ゲージはコンパネ上のキーボードとターンテーブルに対応した配置がなされています。ゲージの上から落ちてくるブロックが下端に接触した瞬間に指定のボタンやターンテーブルを操作すると曲を構成する音声が出て、タイミングが合っていればグルーヴゲージが上がり、得点が入ります。
ビートマニア1stMIX オペレーターマニュアル
派生作品に目を向けると、「ビーマニポケット」シリーズの取説では「音符」と書かれているが、PCゲーム「ビートマニア打(だ)!!」では、「バー」と呼ばれている。
PCゲーム「ビートマニア打(だ)!!」では、DJ KONAMIが白鍵のことを「グレーのバー」と呼んでいる。
ノーツの呼称 まとめ
ノーツについてまとめると、黎明期のビートマニアでは様々な呼び方をされていたが、五鍵1stMIXから既に「音符」「ノーツ」という呼称は存在していた。時代の流れで、それ以外の呼称が段々と廃れていき「音符」と「ノーツ」が残ったということになる。
IIDX 32 Pinky Crush公式サイトより。IIDX現行バージョンでは、公式サイトやチュートリアルでの初心者向け説明文では「音符」、ゲーム内の各種インターフェイスでは「ノーツ」と2種類の呼称を使い分けている。
五鍵 | 1st時点で「音符」「ノーツ」「オブジェ」が混在(家庭用2ndMIX取説では「リズム」)。2ndMIXで「ゲージ」が登場。feat.DCTは「オブジェクト」。 オペレーター説明書ではClubMIXまで「ブロック」、bmIIIや6thMIX以降は「音符」。 |
IIDX | 「音符」と「ノーツ」を併用。インストカードでは「音符のような物」。 オペレーター説明書では1st~8th styleは「ブロック」、9th style以降は「オブジェ(音符)」。 家庭用IIDX取説は10th styleまで「オブジェ」。家庭用IIDXREDから「音符」になった。 |
ビートマニア打 | 「バー」 |
ビーマニポケット | 「音符」 |
グルーブゲージの呼び方
開発中は「グルーヴレベル」だった
今回調査した中で最も表記が錯綜していたのが「グルーブゲージ」である。
まずは、最古の画像である開発中のDJ BEATSを見てみると、ゲージの下に「GROOVE LEVEL」と書かれている。開発段階では「グルーヴレベル」という名称だったようだ。
※なお、この調査では「グルーブ」と「グルーヴ」の違いは無視して同一名称として扱う。
KONAMI magazine Vol.5に掲載されていた開発途中のビートマニア。グルーヴゲージの下部に「GROOVE LEVEL」と表示されている。
製品版で様々な呼称が登場
製品版の五鍵1stMIXでは、開発中のプレイ画面に存在していた「GROOVE LEVEL」という表記は消滅。デモ画面では「グルーヴメーター」と紹介されている。
ところが、リザルト画面では「groove level〇〇%」という表示になっており、グルーヴメーターの残量を示すパラメーターとなっている。つまり、ゲージの名称は「グルーヴメーター」で、その残量は「グルーヴレベル」ということになる。
製品版では「グルーヴメーター」という名称に変わっている。
リザルト画面では「グルーヴレベル」という表記があるが、これはグルーヴメーターの残量のことである。
なお、アーケード版五鍵ビートマニアでは、グルーヴゲージの残量をパーセント表示で確認できるのは1stMIXだけである。上の1stMIXのリザルト画面を見ると、五鍵のノーマルゲージでのクリアラインは70%であることが分かる(一部例外あり。詳細は後述する)。
次に、五鍵1stMIXの公式サイトを見てみよう。
公式サイトの遊び方を開設しているページには「グルーヴゲージ」と表記されている。つまり、1stMIXの段階で「グルーヴゲージ」という用語は存在していたのである。
2ndMIXと3rdMIXの公式サイト上でも、「グルーブゲージ」と表記されており、公式サイトでは主にこの呼び方が用いられていたようだ。
他にも前項で紹介したオペレーター向けマニュアル内で「グルーヴゲージ」という呼称が使われている。
五鍵1stMIX公式サイトの「遊び方」より。1stMIXの時点で公式が「グルーヴゲージ」と表記しているのはここだけである。
そして、3rdMIXのパンフレットでは「レベルゲージ」という呼称が登場。
五鍵3rdMIXのオペレーター向けパンフレットでは「レベルゲージ」になっている。筆者が確認した範囲で「レベルゲージ」が用いられていたのは、この資料のみだった。
その一方で、家庭用作品では別の呼称が用いられていた。
初の家庭用作品である五鍵2ndMIXの取説では「グルーヴレベルメーター」と紹介されている。ごく一部の例外を除き、家庭用五鍵(ワンダースワン版等も含む)や、家庭用IIDX(DistorteDまで)の取説では「グルーヴレベルメーター」表記になっている。
ただし、コナミ公式の攻略本「GOTTA MIX公式ガイド」では「グルーヴメーター」となっており、家庭用でも呼び方がしっかりと決まっていたわけではないようだ。
攻略本「GOTTA MIX公式ガイド」では、ノーツを「リズムパターン」、グルーブゲージを「グルーヴメーター」と紹介している。
IIDX稼働!フレームに刻まれた「GROOVE GAUGE」
IIDXでは、1st styleのデモ画面で「レベルメーター」という呼称が登場。そして、プレイ画面のゲージ上部には「GROOVE GAUGE」と表示されている。なお、IIDXでは現在に至るまで全てのバージョンでゲージ上部に「GROOVE GAUGE」表記が存在する。
IIDX 1st styleのデモ画面。グルーヴゲージは「レベルメーター」と呼ばれているが、ゲージ上部には「GROOVE GAUGE」という文字が確認できる。IIDXは全てのバージョンで「GROOVE GAUGE」の表記がある。
主に五鍵ビートマニアの公式サイトで使用されていた「グルーヴゲージ」は、IIDXのプレイ画面の目立つ場所に「GROOVE GAUGE」と表記されるようになった。
こうした理由から、プレイヤーの間では「グルーブゲージ」という呼称が定着したものと思われる。
では、デモ画面の説明文はいつ「グルーブゲージ」になったのだろうか?
五鍵では、beatmaniaIIIのデモ画面から「グルーブゲージ」と表記されるようになっている。
IIDXのデモ画面では、1st~HAPPY SKYまで「レベルメーター」表記で、IIDX 13 DistorteDから「グルーブゲージ」となっている。
デモ画面の説明文で「グルーブゲージ」が初めて用いられたのはbeatmania IIIである。しかしながら、ゲージ上部には「GROOVE METER」と書かれており未だ表記が安定していない。
発見!よみがえった「グルーヴレベル」
IIDXの登場以降、徐々に「グルーヴゲージ」という呼称に統一されていく中で、時代の流れに抗うかのように突如「グルーヴレベル」が復活する。それが、「まほろまてぃっく 萌っと≠きらきらメイドさん。」である。
2003年7月31日に発売された同作では、ミニゲーム「茸で決まってる~♪なメイドさん」で五鍵ビートマニアをプレイできるが、説明文には「グルーヴレベル」と表記されている。
最初に述べたように、「グルーヴレベル」は、開発中のビートマニア(DJ BEATS)で使われていた呼称である。
コナミから2003年7月31日に発売された「まほろまてぃっく 萌っと≠きらきらメイドさん。」内のミニゲーム「茸で決まってる~♪なメイドさん」の説明画面。画面構成はIIDX準拠のため「GROOVE GAUGE」表記はあるが、説明文では「グルーヴレベル」表記。
なお、先ほど触れたように五鍵ビートマニアのノーマルゲージのクリアラインは70%だが、「北米版beatmania(PS2)の五鍵モード」と「まほろまてぃっく」ではシステムがIIDX準拠となっているため、ノーマルゲージのクリアラインは80%になっている。
グルーブゲージの呼称 まとめ
五鍵 | 初期は「グルーヴレベル」「グルーヴメーター」「グルーヴゲージ」「レベルゲージ」が混在し、bmIII以降「グルーブゲージ」が主流に。 家庭用取説では「グルーヴレベルメーター」。 |
IIDX | 「レベルメーター」と「グルーブゲージ」が混在。 DistorteDから「グルーブゲージ」で統一。 家庭用IIDX取説はDistorteDまで「グルーヴレベルメーター」。家庭用GOLDからは「グルーブゲージ」。 |
まほろまてぃっく | 「グルーヴレベル」 |
ゲーム雑誌はどう表記していたのか?
ところで当時のゲーム雑誌では、ノーツやグルーブゲージのことをどう表記していたのだろうか?
そこで、各ゲーム雑誌がビートマニアを扱った初期の記事での呼称をまとめてみた。
雑誌名 | ノーツの呼称 | グルーブゲージの呼称 |
ゲーメスト | ドット、バー、ゲージ(ノート)、オブジェ | グルーブメーター |
ザ・プレイステーション | オブジェ | ゲージ |
じゅげむ | バー、リズム(音符)、マーク | グルーヴゲージ |
ハイパープレイステーション | マーカー | ホールの熱狂度 |
電撃プレイステーション | RP(リズムパターン) | GM(グルーヴメーター) |
ファミ通 | バー、ゲージ | Grooveメーター |
マイコンBASICマガジン | オブジェ | グルーヴゲージ |
筆者が確認した限りでは、ノーツは「バー」「オブジェ」と書かれていることが多く、グルーブゲージは「グルーブメーター」と表記している雑誌が最も多かった。
なお、ゲーメストは「ババー」という表記もあるが、誤植であることが明白なため「バー」として扱う。
ひとつめは、鍵盤を示すババーが途中で消えてしまうヒドゥンモード。
ゲーメスト 1998年6月30日号
余談だが、Lethal Weaponのムービーで描かれているように、ノーツの形状は棒型ではなくコイン型である。つまり、「バー」という呼称は不適切なのだが、公式でもビートマニア打(だ)!!では「バー」と呼んでいる。
フロアの盛り上がりを示すグルーブゲージ
かつて、グルーブゲージはフロアの盛り上がり具合を示すものだったことはよく知られている。
五鍵1stMIXのデモ画面では、グルーブゲージが「クラブ内の盛り上がりを表している」と明言されている。
この設定は、いつ頃なくなってしまったのだろうか?
IIDX 17 SIRIUSの「PARTYモード」や、IIDX 32 Pinky Crushの「ピンキージャンプアップ!」など、プレイすることで来場客を増やすというモードはあるものの、集客人数とグルーブゲージ残量が直接影響しているわけではない。
IIDX 7th styleの段位ゲージで実装されたいわゆる「30%補正」は、プレイヤー自身の粘り強さを表現したものという設定である。また、IIDX 31 EPOLISで登場した侵蝕ゲージでは、グルーブゲージがハッキングの影響を受けているという設定になっている。
これらの要素は、ゲージが客の盛り上がりを示すという設定では説明がつかないのである。
Q: 段位認定のグルーヴゲージは30%ぐらいから密度が高くなっているような気がするんですがどうなんでしょうか?
A: 徳俵に足を掛けて土俵際一杯の粘り腰って感じを表現しています。その通りです。(KANI)
IIDX8th公式サイト Q&A(KANI氏)
調査したところ、五鍵completeMIXまではデモ画面に「クラブ内の盛り上がりを表している」と表示されているが、4thMIXのデモ画面ではこの表記が消滅している。
つまり、グルーブゲージがフロアの盛り上がりを表しているという設定は五鍵comp1まで存在していたということになる。
ここまで、グルーブゲージの名称の変遷や意味について紹介してきたが、実はグルーブゲージにはあと2つ呼称が存在する。
それが、狂热节拍IIDXシリーズの「快活计量表」と「快乐能量」である。
中国ローカライズ版IIDX一作目の「狂热节拍IIDX」では、デモ画面でグルーブゲージを「快活计量表」と表記している。
続編の「狂热节拍IIDX2」のデモ画面では、グルーブゲージの表記が「快乐能量」に変化している。
狂热节拍IIDXの「快活计量表」をGemini2.0に翻訳させたところ、次のような結果が出た。
「快活度メーター」「快活計」「元気メーター」といった意味合いになります。文脈によっては「楽しさメーター」「陽気度メーター」などと訳すことも可能です。
ゲームなどに出てくる表現であれば、「ハッピーメーター」「ご機嫌メーター」のようなニュアンスで使われている可能性もあります。
Gemini2.0による翻訳
狂热节拍IIDX2の「快乐能量」の翻訳は以下の通り。
ゲームの文脈に合わせて以下のように言い換えるとより分かりやすくなります。
快楽ゲージ: 快楽の度合いを示すゲージ。
ノリノリゲージ: 音楽ゲームなどで、ノリの良さを示すゲージ。
フィーバーゲージ: 一定値まで溜まると高得点のチャンスとなるゲージ。
グルーヴゲージ: リズムに乗っている状態を示すゲージ。
Gemini2.0による翻訳
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- 初代五鍵や初代IIDXのロケテ版を目撃orプレイした方
- ビーマニ関連を扱った一般雑誌・テレビ番組等をご存知の方