1998/02AOU'98で2ndMIX発表
1998年2月18日から2日間に亘り幕張メッセで行われたAOUショー'98。各社の出展タイトルは3D対戦ゲームが中心であった。コナミブースでは、既に稼働中の1stMIXを出展していたが、続編となるビートマニア2ndMIXを開発中であると発表している(実機展示なし)。
主戦場は3D対戦ゲームへ
AOU'98でも各社の目玉タイトルは3D対戦ゲーム。セガブースではAMショー'97に引き続き完成品に近づいた「バーチャロン オラトリオ・タングラム」が出展され、カプコンは「スターグラディエイター2」、ナムコブースでは「エアガイツ」(開発はスクウェア)が出展されていた。
コナミブースでは、新3D対戦格闘ゲームとして「バトルトライスト」が出展されていた。
ビートマニア2ndMIX発表
このショーでコナミはビートマニア2ndMIXを発表しているが、あくまでも発表のみであり、実際に出展されていたのは既に稼働中の1stMIXであった。しかし、それでも会場では黒山の人だかりができていたという。
その中でも勢いを増していたのが、ビートマニア。もう発売されているというにもかかわらず、辺りにはまぁ人がわらわらと…私(K-TAN)みたいなメタラーでも楽しめそうだ。
スーさん曰く、「あれだけ周りにいる人たちと一体になれるのは凄い!あれをやればヒーローになれる」と、鼻息荒く語ってくれた。今では、2人用を一人でやるのが通らしい。
ゲーメスト 1998年4月15日号
ゲーメストの記事では
ゲーメストでは6ページに亘ってAOU'98の特集記事を組んでいる。今回のショーの総括として石井ぜんじ氏が「対戦格闘ゲーム以外の新ジャンルが必要」という点には触れているものの、シリーズ化が期待できるようなものは見当たらなかったと評している。
対戦格闘ゲームに比べ、ほかのジャンルは工夫に乏しく、これといって新しいものが感じられなかった。一見、新しそうなものはあったが、ジャンルを確立し、シリーズものとして期待してくれるものがあったか疑問である。
特に、せつな的な楽しさしかない、一般向けのゲームの数々が気になるところだ。一般向けといっても、電車でGO!などのように、ゲーム性・リピート性は大事だと思うのだが、どうなのだろうか?
一般向けのゲームでも、付加価値としてゲームっぽい部分があったほうが、リピート性が高い。家庭用に移植したときにも強みになる。
ゲーメスト 1998年4月15日号「石井ぜんじもの申す」
ゲーメスト(1998年4月15日号)のAOU'98ランキング。
その他のメディアの扱い
AOU'98については、「ファミ通」「マイコンBASICマガジン」「アミューズメント産業」の3誌が取り上げている。しかし、今回は2ndMIXの実機展示は無かったため、紹介されている記事は少なかった。
週刊ファミ通 1998年3月20日号。取材者が全員格闘ゲーマーであることから、対戦ゲーム中心の内容でビートマニアに関する記載はない。
ビートマニア 2nd mix
好評リズムアクションゲームのリニューアルバージョン。新曲を大幅に追加し、曲数を増加するほか、プレイヤーのレベルに合わせたコースセレクトを設ける(初心者も楽しめる練習コースも設定)。
また、コース中の分岐ポイントも増加して進行展開を多彩にした。
アミューズメント産業 1998年3月号
そのころ1stMIXは…
業界誌「アミューズメント産業」のインカムランキング(2月中旬調べ)では、ビートマニア1stMIXは2位に躍進。先月上位を占めていたUFOキャッチャー勢の中に食い込んだ形となった。
ランキングのコメント欄ではAOU'98の内容についても触れており、続編で更なる弾みをつけるであろう「電車でGO!2」と「ビートマニア2nd mix」がオペレーターから期待されているようである。
詳しくはこちらをご覧下さい。